「DNA」はからだのどの部分から採取するのですか?
DNA鑑定に必要なサンプル(試料)は「口腔粘膜細胞(頬粘膜)」です。
当社採取専用スタッフが当事者にお会いし、面談方式にて採取します。(全国各地に出張可能)
※対面による同意の確認がないDNA鑑定は禁止されています。
専用の綿棒で頬の内側を軽くこするだけですので、痛みもなく傷も付かず、生まれてすぐの新生児でも安心してご利用いただけます。
また、「毛髪」が一番適切なサンプルであると思われている方がいらっしゃいますが、毛髪サンプルはDNA親子鑑定には適しておりません。
”子どもとの面会時に毛髪を切ってとってあります。”、”自分と子どもの毛髪を送るのでDNA鑑定をしてほしい。” など、ご自身で事前準備をなされてから当社にご連絡をいただくことがあります。
しかし、原則、「毛髪」のサンプルでは、DNA鑑定をお受けすることが極めて難しくなります。
「毛髪」には、DNA鑑定に必要な正常かつ十分な量のDNAが含まれておりません。
特に、途中から切った先端や中間部分の髪の毛では不可能です。
毛根が目視できる程度残っていて、直接引き抜いた5本前後の本数があればDNAの抽出が可能かもしれませんが、当社では、毛髪サンプルでは「サンプルの客観性」を立証できないため、個人からのお申し込みを受け付けておりません。
他方、「だ液」を使ってDNA鑑定を行いたいという方も多く、”子どものだ液を綿棒でぬぐったものがあるので鑑定をしてほしい” などのお問い合わせをいただきますが、厳密に言えば「だ液」では鑑定はできません。
DNA鑑定に最適なサンプル種類は「口腔粘膜細胞」であって、「だ液」ではありません。
分泌液である「だ液」そのものにはDNAは含まれておらず、あくまでも、頬の内側の脱落細胞、粘膜細胞の中にある核からDNAを抽出します。
※詳細は、「DNA鑑定に用いられるサンプルの種類」をご参照下さい。
